X(元のTwitter)は多くのユーザーに愛用されています。
時には、友人のアカウントをこっそり覗きたくなることもあるでしょう。
また、利用者でない人も、企業やお店の最新情報をチェックするためにアクセスすることがありますが、個人が特定されることは避けたいですよね。
さらに、アカウントの凍結が報告されるケースもありますので、Xを閲覧する際のリスクについて解説し、特に初心者向けの注意点を紹介します。
Xの安全な利用方法
Xを閲覧のみで使用する場合、基本的にリスクは低いです。
しかし、ログイン後に「いいね」や「リポスト(リツイート)」を行うと、それらの操作により個人が特定される可能性があります。
閲覧履歴を残さないため、単純な閲覧ではプライバシーが侵害されることはありませんが、操作ミスで「いいね」を押すなどの行為は避けるべきです。
また、プロフィールに個人を特定できる情報を記入する場合は、それが個人識別につながり得るため、注意が必要です。
アカウントは検索可能な公開プロフィールになりますから、初期設定からプライバシーを意識することが重要です。
投稿されたポストや写真から個人が特定されることもあります。
写真の背景や映り込んでいるものから個人情報が漏れる可能性があるため、投稿内容には注意が必要です。
アカウントを設定する際には、電話番号やメールアドレスなどの個人情報を入力することが一般的です。
これらの情報が外部に漏れるリスクに注意し、SNSの使用は常に慎重に行うべきです。
X(元Twitter)を安全に利用するための潜在的なリスクと対策
X(元Twitter)を使う際、単に閲覧するだけでもいくつかのリスクが伴います。
ここでは、Xでの利用における主なリスクを三つ取り上げ、その対策方法を解説します。
SNSは誤情報や不安を煽る内容が多く、利用者を混乱させがちです。
正しい情報を手に入れ、これらのリスクを回避しましょう。
動画や画像を通じたウイルス感染の危険性
X上で動画や画像を視聴する際の安全性についての誤解があります。
確かに、動画や画像に悪意のあるコードを埋め込む技術は存在します。
しかし、Xのような大手SNSでは、アップロードされるメディアは圧縮や編集を経ているため、通常の視聴だけではウイルスに感染することはありません。
ただし、メディアに付随するリンクには注意が必要です。
これらのリンクはXの管理下になく、クリックするとウイルス感染のリスクがあります。
安全でないリンクかどうかを判断するためには、リンク先のURLをコピーして、信頼できるセキュリティソフトウェアでチェックすることを推奨します。
また、「続きを見る」のようなリンクが存在する場合は、クリックする前にその安全性を確認することが賢明です。
閲覧専用アカウントの凍結リスクについて
X(元Twitter)で閲覧専用アカウントの凍結が報告されることがあります。
この凍結には主に二つの理由があります。
一つ目は、1日のフォロー数上限を超過することです。
フォロワー数が増えれば、フォローできる上限も最大5,000アカウントまで増えますが、フォロワーが少ない場合は上限が400アカウントです。
この上限を超えるとアカウントが一時的に制限され、繰り返すとスパムと見なされ凍結されることがあります。
二つ目は、定期的な休眠アカウントの削除です。
X社によると、長期間ログインがないアカウントや、約30日ごとにログインしていないアカウントも削除の対象となります。
閲覧専用であれば特に、活動がないと休眠アカウントと見なされやすく、その結果、アカウントが削除されることがあります。
定期的にログインすることでこれを防げます。
中学生におけるX(元Twitter)利用のリスク
Xは13歳以上のユーザーに開放されており、多くの中学生が使用しています。
しかし、X上には不適切なコンテンツや若年層を狙った悪質なダイレクトメッセージが存在し、これが中学生にとってのリスクを増加させています。
詐欺や裏バイトへの誘いなど、悪意のある勧誘に注意が必要です。
プロフィールに自撮り写真や学校の画像を掲載することは、個人情報の特定につながり、住所や学校の特定、オンラインでの炎上など、様々なリスクを招く可能性があります。
中学生がXを使用する際は、これらのリスクを理解し、慎重に行動することが重要です。
X(元Twitter)での秘密の閲覧:相手にバレる可能性は?
X(元Twitter)で他人の投稿をこっそりと見ている場合、相手にその行為が露呈することを心配するのは自然なことです。
実際に、Xを使用している多くの人々が、どの程度自分の活動が他者に知られているのか、不安に感じることがあります。
ここでは、Xを使って他人の投稿を密かに閲覧している際に、相手にばれる可能性があるかどうかを三つのポイントで解説します。
単に投稿を閲覧しても相手に知られることはある?
結論から言うと、Xで単に投稿を閲覧しているだけでは、その行為が投稿者に知られることはありません。
Xには投稿に対する閲覧数やアクション(いいねやリツイート)を把握できるアナリティクス機能がありますが、特定の閲覧者が誰であるかを識別する機能は提供されていません。
ただし、間違えて「いいね」をしてしまった場合は例外です。
このようなアクションはすぐに投稿者に通知され、あなたが閲覧していることが露見してしまいます。
一度行った「いいね」は取り消すことができますが、その通知が相手の端末に残ることがあるため、非常に注意が必要です。
プロフィール閲覧のプライバシーについて
X(元Twitter)では、ユーザーのプロフィールを見るだけでは、その行為が他のユーザーに知られることはありません。
他人のプロフィールを閲覧しても、その事実が相手に伝わるような仕組みは設けられていないため、安心して利用できます。
ただし、何度も同一ユーザーのプロフィールを訪れると、Xのアルゴリズムがあなたとそのユーザーの間に潜在的な繋がりがあると推測し、おすすめユーザーリストに表示させる可能性があります。
これは、特定の投稿を繰り返し閲覧した場合にも起こり得る現象です。
ただし、自分のアカウントが匿名であれば、おすすめリストに表示されても個人が特定されることはありません。
このため、匿名性を保ちたい場合は、プロフィールや活動内容に個人情報が含まれないよう注意することが重要です。
Xスペースの参加とプライバシー設定
Xスペースは、ユーザーが音声でライブ配信を行う機能で、最大13人の参加者が発言できます。
スペースに参加すると、参加者のアイコンと名前がホストおよび他のリスナーに表示されます。
これにより、参加していることが公になります。
ただし、自分がどのスペースに参加しているかをフォロワーから隠すことが可能です。
「設定とプライバシー」メニュー内の「プライバシーとセキュリティ」から「スペース」セクションにアクセスし、「自分が聞いているスペースをフォロワーから分かるようにする」オプションをオフに設定することで、自分の活動を隠すことができます。
以前はログインせずにスペースを聴取することも可能でしたが、現在はログインが必要です。
将来的にこの仕様が変更される可能性もあるため、プライバシー設定は定期的に確認し、適切に管理することが推奨されます。
X(元Twitter)を閲覧する際の注意点
X(元Twitter)のアカウントを所有している場合、投稿の閲覧は可能ですが、完全に「閲覧専用」で活動がないアカウントは、長期間ログインがないと凍結されるリスクがあります。
アカウントが一時的に凍結された場合は、Xに異議申し立てをすることで回復させることができますが、永久凍結された場合の回復は困難です。
そのため、閲覧目的でも時々の投稿や定期的なログインを行うなど、最低限のアクティビティを保持することが重要です。
X(元Twitter)を閲覧専用で使う方法
2024年3月の情報によれば、X(元Twitter)のコンテンツは無料で閲覧可能です。
過去にはアカウントを持ってログインしていないとコンテンツを閲覧できない時期もありましたが、これがいつ再び変更されるかは予測できません。
WebブラウザでのX(元Twitter)アクセス
現在、PCやスマートフォンのWebブラウザを通じて、ログインせずにX(元Twitter)の投稿を閲覧することができます。
この方法はログインを必要としないため、アカウントの安全性を保ちながら情報を得ることが可能です。
しかし、将来的な仕様変更には注意が必要で、定期的にプラットフォームのアップデート情報をチェックすることが推奨されます。
X(元Twitter)で閲覧専用アカウントの作成方法
X(元Twitter)で投稿の閲覧のみを目的としたアカウントを設定する際の手順は、通常のアカウント作成と同様です。
まず、Xのアプリまたはウェブサイトにアクセスし、「新規アカウント作成」を選択します。
登録には、使用する名前(ハンドル名として機能するため実名である必要はありません)、電話番号、またはメールアドレスが必要です。
電話番号かメールアドレスのいずれかでアカウントを登録することができます。
メールアドレスを使用する場合、メールで送られてくる認証リンクをクリックしてアカウントを有効化する必要があります。
電話番号を使用する場合は、送られてくるSMSに含まれる認証コードを入力して進めます。
登録プロセスを進める中で、「ウェブサイト上でXのコンテンツを閲覧した際に情報を追跡する」というオプションが表示されることがあります。
このオプションは、閲覧履歴に基づいて関心のある広告をタイムラインに表示する機能ですが、プライバシーを重視する場合はこの設定をオフにすることができます。
登録時には、誤って実名が入力されないように注意し、匿名性を保つためにハンドル名を慎重に選ぶことが重要です。
実名を使用すると、プライバシーに関するリスクが高まるため、匿名性を確保することが望ましいです。
X(元Twitter)使用の基本と注意点
最近のアップデートを受け、X(元Twitter)へ新たにアカウントを作成するユーザーが増えています。
Xを使い始める際に、特に初心者が知っておくべきいくつかの基本的な操作と注意点を紹介します。
Xの基本操作
- 投稿したツイートは公開後、編集ができませんが、有料オプションのBlueを利用すると編集可能です。
- プライベートアカウント(鍵アカウント)を設定すると、フォロー承認したユーザーのみが返信可能です。
- 投稿を削除しても、インターネット上に情報が残ることがあるため、投稿内容には注意が必要です。
- 過度なフォローやいいねの活動はアカウントの利用制限を招くことがあります。
2023年7月のアップデートでは、ツイートの閲覧回数にも上限が設けられ、制限を超えるとAPIの使用回数制限に引っかかり、閲覧が一時的に制限されることがあります。
投稿と閲覧時のセキュリティ対策
- 詐欺的な投稿や不審なダイレクトメッセージ(DM)には十分注意してください。
- 投稿した写真から自宅や居場所が特定されるリスクがあります。位置情報が自動的に投稿に付加される設定には注意が必要です。
- 外部アプリとの無分別な連携は、アカウントのセキュリティを損ねる原因となります。特に、「リツイートで現金プレゼント!」のような誘い文句の投稿は、実際には詐欺である可能性が高いため、警戒が必要です。
- Xアカウントと外部アプリを連携する際は、診断アプリなどセキュリティリスクが高いアプリへのアクセスを控えることが重要です。これらのアプリは、アカウントの不正利用やスパム投稿の原因となります。
初心者は特に、これらのポイントを踏まえ、安全なX使用を心掛けましょう。
X(元Twitter)での電話番号同期に関する注意点
X(元Twitter)で電話番号を登録する際、プライバシー保護には特に注意が必要です。
電話番号が他のユーザーのスマートフォン連絡帳に登録されている場合、Xの「友達を見つける」機能により、あなたのアカウントが彼らのおすすめユーザーリストに表示される可能性があります。
これにより、意図せず個人情報が露出することがあるため、身バレを防ぐための対策が必要です。
アカウント設定時には、連絡先の同期を拒否するオプションがありますが、設定後に「メールアドレスでの検索を許可」や「電話番号での検索を許可」といったオプションが自動で有効になっている場合があります。
これを防ぐためには、「設定とサポート」→「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「見つけやすさと連絡先」セクションにアクセスし、これらのオプションをオフに設定することが重要です。
定期的にプライバシー設定を確認し、特に「見つけやすさと連絡先」の設定がオフになっているかをチェックしましょう。
アプリのアップデート後に設定がリセットされることがあるため、常に最新の設定状態を保つことが推奨されます。
匿名性を保ちたい場合は、プロフィール情報を最小限に抑えることが望ましいです。
これにより、推奨ユーザーリストに表示されるリスクを減らすことができます。
X(元Twitter)を安全に利用するためのまとめ
Xでの活動は、単に投稿を閲覧するだけでも、いくつかの潜在的なリスクが伴います。
ログインせずにブラウザでコンテンツを見るだけなら比較的安全ですが、アカウントを作成する際はプライバシー保護の観点から注意が必要です。
特に、名前や居住地などの個人情報はプロフィールに記載しないようにしましょう。
安全にXを楽しむためには、定期的な設定の確認と、プライバシー保護に関する基本的な知識が必要です。