英語で「最初」を表す場合、「first(1st)」という言葉が使われます。
しかし、一部の人は序数の英語表現には「th」が用いられると誤解しているかもしれません。
それでは、「1番目」を「1th」と表現するのは正しいのでしょうか?同様に、「2番目」を「2th」、「3番目」を「3th」としてもいいのでしょうか?
このような疑問に応えるために、本記事では英語における正しい序数の表現方法についてご紹介します。
「1st, 2nd, 3rd」と「1th, 2th, 3th」、正しいのはどっち?
1番目を表す際は「1st」、2番目は「2nd」、3番目は「3rd」と言います。
これは、それぞれ「-st」、「-nd」、「-rd」の接尾辞を使うことに由来します。
対照的に、4番目から20番目にかけては「-th」を使用します。
具体的には、1で終わる数字には「-st」を、2で終わる数字には「-nd」を、3で終わる数字には「-rd」を用います。
しかし、4から19までの数字と、10の倍数はすべて「-th」で表現されます。
序数表現の2つの方法
序数を表現するには、すべてをアルファベットで書く方法と、数字を用いる方法の2種類があります。
特に、日付を記述する際には数字を使用するスタイルがよく見られます。
以下は1から21までの序数の書き方です。
数字(単語):序数表現(フル表記)/略式表記
1(one):first/1st
2(two):second/2nd
3(three):third/3rd
4(four):fourth/4th
5(five):fifth/5th
6(six):sixth/6th
7(seven):seventh/7th
8(eight):eighth/8th
9(nine):ninth/9th
10(ten):tenth/10th
11(eleven):eleventh/11th
12(twelve):twelfth/12th
13(thirteen):thirteenth/13th
14(fourteen):fourteenth/14th
15(fifteen):fifteenth/15th
16(sixteen):sixteenth/16th
17(seventeen):seventeenth/17th
18(eighteen):eighteenth/18th
19(nineteen):nineteenth/19th
20(twenty):twentieth/20th
21(twenty-one):twenty-first/21st
「1th」「2th」という誤表記が生まれる理由
「1th」「2th」といった間違った表記が見受けられるのは、英語における序数表記のルールへの誤解や知識不足が原因です。
通常、英語の序数では多くの数字に「th」を付けることが多いです(例:「4th」、「5th」、「6th」など)
しかし、特定の数字に関しては、例えば「1st」や「2nd」のように、異なるルールが適用されます。
英語を学ぶ人にとって、これらの例外的な表記は分かりにくい点の一つでしょう。
英語での「1周年」の言い方
英語では「1周年」を “first anniversary” や “one year anniversary” と表現します。
この「anniversary」の発音は「`ænəvˈɚːs(ə)ri」で、日本語の「アニバーサリー」とは異なり、「アナヴァーサリー」と近い発音です。
この単語はラテン語に由来し、「年に一度」という意味を持ちます。まさに「記念日」を意味するのに適した言葉です。
なお、”anniversary” の省略形は “anniv.” として表記されます。
英語での「10周年」の正しい表現方法
英語で「10周年」を表現する場合、「tenth anniversary」や「10th anniversary」と言います。
この表現には序数が用いられており、「2周年」は「second anniversary」
「3周年」は「third anniversary」というように、各周年に合わせて異なる序数を使用します。
また、「ten year anniversary」という言い方も正確ではありますが、通常は「tenth anniversary(10th anniversary)」という序数を用いた表現の方が一般的です。
英語では、周年を強調する際にこのように各周年に応じた特定の序数を用いるのが特徴です。