秋になると鮮やかな赤色に染まり、その丸くて可愛らしい姿で人々を魅了するコキア。
ホウキギとも呼ばれ、コキアを使った工芸品も作られているんですよ。
きっと、庭に植えて楽しみたいと思う方も多いでしょう。
しかし、庭で育てる場合にはいくつか注意すべき点があります。
この記事では、「コキアを庭に植えてはいけない」と言われる理由をお伝えします。
庭にコキアを植えるべきではない５つの理由
コキアを植える前に５つの注意事項を知っておきましょう。
①コキアの増殖：種が広がりやすい性質
コキアは夏に花を咲かせ、秋には種をつけます。
これらの種が地面に落ちると、次の年に新しい芽が出てきますが、コキアの種は発芽しやすく、あっという間に大量に増えてしまうことがあります。
場合によっては花壇をいっぱいに埋め尽くすほどになることも！
ですが、鉢植えにしてコンクリート床の場所で育てれば増殖する心配はありませんね。
②コキアの枝の木質化：枯れた後の処理
最初は柔らかく緑色の茎や枝も、成長するとだんだん茶色く硬くなり、最終的には木のような硬さになります。
この木質化した枝を取り除くのは大変で、枯れた後の処理も手間がかかります。
また、そのままにしておくと枝が重くなり、コキアが倒れるリスクもあります。
③台風などの強風で倒れやすい
コキアは頭部が大きく、強風に弱いため、台風の際に倒れるリスクがあります。
丸くきれいに育っていても、風雨にさらされると割れたり傷んだりすることがあるので、注意が必要です。
鉢植えで育てれば、風の強い日は移動させることができるので管理しやすいです。
④アブラムシの被害が多いこと
コキアは特に新芽の時期にアブラムシに狙われやすい植物です。
アブラムシは小さくても影響が大きい害虫で、植物の樹液を吸い取ります。
ガーデニングを楽しむ上でよく遭遇する害虫ですが、コキアはアブラムシに特に好まれるため、対策をしっかり行う必要があります。
マリーゴールドはアブラムシなどの害虫を遠ざける効果があるので、コキアの近くに植えればアブラムシの被害を減らす助けになってくれます。
コキアとマリーゴールドはどちらも日光を好み、水はけの良い土壌を好むため相性が良いですよ！
⑤十分なスペースを必要とすること
コキアは成長が早く、広いスペースと十分な栄養があれば大きく育ちます。
成長すると、高さが1メートルを超えることもあり、その広がりも大きくなります。
スペースが足りない場合、根が周りの植物の成長を邪魔することがあります。
コキアを育てるべき理由と更なる魅力
庭でコキアを育てるときの注意点について先ほどお伝えしましたが、鮮やかな赤色で可愛らしいコキアはデメリットを上回るほどの魅力もあります。
コキアに込められた花言葉：家庭の幸福と調和の象徴
コキアには、次のように素敵な意味が込められた花言葉があります。
- 夫婦円満
- 恵まれた生活
- 私はあなたに打ち明けます
これらの花言葉は、温かい関係や信頼、豊かな生活を象徴していて、特に家庭での幸せや夫婦の仲の良さを表しているんです。
コキアと風水：家庭の運気を高める自然の力
風水では、コキアの葉が上に向かって成長することから、「邪気を払う」効果があると言われています。
また、その花言葉が「家族運を良くする」とも考えられているので、風水に興味のある人にとって魅力的な植物と言えます。
コキアの手軽な手入れ：剪定不要で初心者にも育てやすい
コキアは、水はけが良くて日がよく当たる場所なら、土の栄養分が少なくてもしっかりと育ちます。
また、わざわざ剪定しなくても、自然にまんまるい形できれいに育ちます。
この特性のおかげで、ガーデニングを始めたばかりの人や、あまり手間をかけられない人にもピッタリです。
さらに、コキアは一年草なので、うまくいかなかった時でも、次の年にまた新しいチャレンジができるんですよ。
まとめ
この記事では、庭にコキアを植える時の注意点や、植えたい方へのポイントをお伝えしました。
鉢植えで育てると、コキアの管理がぐっと楽になるので、ぜひ試してみてください。
