家庭菜園で野菜を栽培していると、害虫に悩まされることがありますよね。
中でも、カメムシは農作物に広範囲にわたる影響を与える害虫です。
カメムシは農作物の実や葉に尖った口を差し込み、栄養を吸収することで、作物の成長を妨げることがあります。
特に、トマト、ナス、人参、ジャガイモ、ピーマン、パプリカ、オクラ、枝豆などの野菜がカメムシの被害を受けやすいです。
この記事では、カメムシを駆除するための一般的な方法に加え、家庭で手軽に試せるコーヒーを使った対策法をご紹介します。
効果的なカメムシ捕獲テクニック
広大な農地では実施が難しいかもしれませんが、室内や、小さな家庭菜園ではカメムシを比較的効果的に捕まえることが可能です。
カメムシを発見した際は、直接手で触ると悪臭を放つ恐れがあるので、ペットボトルや、ビニール袋、空き瓶へと落とし込む方法がおすすめです。
ペットボトルで簡単に捕獲する方法
- 空のペットボトルに除菌用などのアルコールを少し入れます。
- 利き手でペットボトルのフタを持ち、逆の手でペットボトルを持ちます。
- カメムシのお尻側にペットボトルを構えます。
- ペットボトルのフタでカメムシの頭を、そっと押しペットボトルへ落とします。
- ペットボトルに落ちるとアルコールですぐに動かなくなります。
フタとペットボトルで挟み撃ちにするイメージで簡単にペットボトルに落とすことができますよ。
防虫ネットによるカメムシ対策
農作物をカメムシなどの害虫から守るためには、防虫ネットを利用して物理的に隔てる方法が有効です。
カメムシは飛んで来たり歩いて近づいて来たりするため、地面だけでなく他の部分にも隙間なく防虫ネットや寒冷紗を設置することが大切です。
小さなカメムシもいるので、細かい網目のネットを選ぶことが重要です。
コーヒーを使った害虫駆除方法
農薬を使いたくない場合は、日常的に飲むコーヒーを使って、カメムシを駆除することができます。
インスタントコーヒー、ドリップコーヒー、缶コーヒーなど、どのタイプのコーヒーでも効果的です。
ただし、コストを考慮すると、缶コーヒーはあまりお勧めしません。
駆除用に用いるコーヒーは、普段飲むよりも少し濃いめにすると良いでしょう。
コーヒー液はスプレー容器や霧吹きに入れて使います。
葉の表面と裏面に均等に散布することが重要です。
理想的には毎日、または2日に1回のペースで散布します。
約2週間続けると、効果が実感できるはずです。
農薬を使いたくない方には、このコーヒーを使用した方法が効果的な代替手段になります。
ただし、コーヒーのシミが付いてしまいますので室内での使用は避けましょう。
