手軽に使える日常アイテムでスマホのキズを目立たなくする方法。
新しく購入したスマホを大切に使いたいと思っている方は多いでしょう。
それでも、日常の使用中にテーブルに置くだけでも、ポケットやバッグからの出し入れで、気づかぬうちに小さなキズがついてしまうことがあります。
スマホは頻繁に新しいものに替えるほど安くはなく、大事に使っているのにキズがつくとがっかりします。
スマホカバーや保護フィルムを使っても完全には保護できず、小さなキズからは逃れられません。
そんな時に役立つ、身近なアイテムを使ったスマホのキズ消し方法を紹介します。
困った時には、ぜひ試してみてください!
自宅にあるアイテムで簡単に実践!スマホのキズ消しテクニック
スマートフォンの画面にできた小さなキズは、気になって仕方がないものです。
高額な修理費を払う前に、自宅にあるアイテムを活用して、簡単かつ経済的にキズを目立たなくするテクニックをいくつか紹介します。
方法①:ベビーパウダーを使う
ベビーパウダーの微細な粒子は、スマホのキズに深く入り込み、見た目を改善します。
【準備するもの】
- ベビーパウダー
- 水
- 混ぜる容器
- 柔らかい布
【手順】
- 容器にベビーパウダーを入れ、少しずつ水を加えます。
- 硬めのペースト状になるまで混ぜ、スマホのキズに塗ります。
- 柔らかい布で軽く磨きます。
- 最後に、余分なベビーパウダーを布で拭き取ります。
ペーストがキズにしっかりと密着し、余計な部分への散布を防ぎます。
方法②:ワセリンを使用する
ワセリンは油分を含み、キズによる白い変色を覆い隠して目立たなくします。
【準備するもの】
- ワセリン
- 柔らかい布
【手順】
- 布にワセリンを少し付け、スマホのキズに優しく塗り込みます。
- 余分なワセリンを布で拭き取ります。
注意点:ワセリンの油分によりスマホが滑りやすくなるため、使用後はしっかりと拭き取ることが大切です。
また、熱源に近づけると非常に危険なので注意が必要です。
方法③:重曹を使用する
お掃除にも使われる重曹は、スマホのキズ取りにも効果的です。
キズ部分に円を描くように優しくこすって使うのがポイントです。
これにより、重曹がキズに深く浸透し、見た目を改善するのに役立ちます。
また、重曹は肌にも環境にも優しいため、安心して使用できますし、使い残しは再び掃除に活用可能です。
【用意するもの】
- 重曹
- 水
- 混合用の容器
- 柔らかいクロス
【手順】
- 重曹と水を2:1の割合で容器に入れ、少し硬めのペースト状になるまでよく混ぜます。
- ペーストを柔らかいクロスに取り、キズがある部分に塗りつけます。
- 優しく円を描くようにこすり、ペーストを浸透させます。
- 最後に、クロスで余分なペーストを拭き取ります。
注意点:ペーストが水分を含むため、スマホの隙間に入らないよう注意してください。
方法④:歯磨き粉を使用する
歯磨き粉の研磨成分を利用してスマホのキズを目立たなくすることができますが、研磨剤の含まれていないジェルタイプの歯磨き粉では効果が得られません。
【用意するもの】
- 歯磨き粉
- 柔らかいクロス
【手順】
- 歯磨き粉を少量クロスに取ります。
- キズがある部分を軽く磨きます。
- 最後に、クロスで歯磨き粉を完全に拭き取ります。
注意点:強く磨きすぎると新たなキズを生じさせる可能性があります。
また、長時間の使用や強い力を加えると塗装が剥がれることもあるため注意が必要です。
方法⑤:サラダ油を使用する
サラダ油を使ったこの方法は、キズを完全に修復するわけではなく、視覚的に目立たなくする手法です。
油分がキズ部分に浸透し、目に見えにくくしますが、主にスマホの画面に効果的です。
背面には使用することは推奨されません。
【用意するもの】
- サラダ油
- 柔らかいクロス
【手順】
- サラダ油を少量クロスに染み込ませます。
- キズ部分を優しくこすります。
- 最後に、余分な油をクロスで拭き取ります。
注意点:油分がなくなるとキズが再び目立つようになるため、定期的な再塗布が必要です。
また、スマホの画面がベタベタになる可能性がありますので、頻繁な使用は推奨されません。
方法⑥:サンドペーパーを使用する
サンドペーパーを使用してキズを削ることは、実際にキズを取り除くというよりは、表面を削って平らにする方法です。
ただし、サンドペーパーは削る性質があるため、荒いものを使用すると逆にキズを深くしてしまうことがあります。
細かい作業には、粒度#1500以上の細かいサンドペーパーを推奨します。
使用する際は、力を入れずに軽くこすり、均一に扱うことが大切です。
この方法では、使用した部分が曇る可能性がありますが、アルコールで拭くことで曇りを取り除くことができます。
方法⑦:研磨剤を使用する
家庭用の研磨剤を使ってスマホのキズを軽減する方法もあります。
これはキッチン用の研磨剤でも対応可能で、手軽に試せる利点があります。
【用意するもの】
- 研磨剤
- 水
- 柔らかいクロス
【手順】
- 柔らかいクロスに研磨剤を少量取ります。
- キズがある部分を軽くこすります。
- 最後に、水を含ませたクロスで研磨剤を拭き取ります。
注意点:研磨剤を使用することでキズを削り落とすため、強くこすりすぎるとキズが増えることがあります。
また、スマホの表面が曇ることがあるため、アルコールで拭くことで元の光沢を取り戻すことができます。
方法⑧:消しゴムを使用する
家庭でよく使う消しゴムで、スマホの軽微なキズを簡単に消すことができます。
特別なものを購入する必要はなく、手持ちの消しゴムで即座にトライできるため、非常に便利です。
この方法でキズを消す際は、力を入れずにゆっくりと丁寧にこすることがポイントです。
急いで力を入れてしまうと、スマホの画面をさらに傷つける可能性があるため、注意が必要です。
スマホキズ修復時の留意点
スマホのキズを修復する方法をいくつか紹介しましたが、いくつかの注意点があります。
液体の使用は慎重に
液体製品を使用する際は、スマホの内部に侵入しないよう特に注意が必要です。
もし液体が内部に侵入すると、見た目のキズは改善されても、内部の故障を招く恐れがあります。
修復作業を行う際は、慎重に作業を進めてください。
作業前には電源を切る
キズ修復の処理を行う前に、スマホの電源を切ることが重要です。
電源が入った状態で作業を行うと、誤操作を引き起こすリスクがあり、最悪の場合、デバイスがロックされることも考えられます。
ロック後の対応は手間がかかるため、必ず電源を切ってから作業を開始しましょう。
強く擦らない
キズが思うように消えないと、力を込めて擦ることが考えられますが、これは避けるべきです。
強く擦ると、キズがさらに深くなることがあります。
力を入れずに優しく処理を行うことが大切です。
深いキズや画面割れには無効
紹介したキズ消し方法は浅いキズには有効ですが、深いキズや画面の割れには効果がありません。
深いキズは多少目立たなくなる可能性はありますが、完全に修復することは難しいです。
特に画面が割れている場合、液体が内部に入り込むと更なる故障の原因となるため、使用を控えてください。
専用ツールの利用や保証サービスも考慮する
多くの場合、手持ちのアイテムでスマホの傷を修復する簡単な方法をお伝えしましたが、「自分で即座には行いたくないけれど傷を修正したい」と考えている方や「専用の製品を使用してしっかりと対処したい」と思う方は、専用の傷修復ツールの購入をお勧めします。
これらはオンライン、ホームセンター、専門店で手に入ります。
また、ほとんどのスマホには1年程度の標準保証があり、傷の状態によっては保証を使用して無料で修理を受けられる場合もあります。
ただし、保証を利用する際にはいくつかの制限があることを念頭に置く必要があります。
例えば、非公認の修理店で過去に修理を行ったスマホは、保証対象外とされることが多く、無料修理は受けられないばかりか、修理を拒否される場合もあります。
また、スマホに何らかの加工を施している場合も、保証の適用外となることが一般的です。
保証の利用は何度でも行えるわけではないので、この点も注意が必要です。
まとめ
スマートフォンは日常生活で頻繁に使用するものであり、小さなキズがついてしまうのは避けられない現実です。
しかし、新しいスマホを大切に使いたいと願う方々のために、自宅にある日用品を活用してキズを目立たなくする手法をご紹介しました。
ベビーパウダー、ワセリン、重曹、歯磨き粉、サラダ油、サンドペーパー、研磨剤、消しゴムなど、身近にあるアイテムを使って、手軽かつ効果的にスマホの見た目を改善する方法を詳しく解説しました。
キズ修復時は、液体の使用に注意し、スマホの電源を切ること、力を入れずに優しく処理することが大切です。
また、浅いキズには効果的ですが、深いキズや画面の割れには効果が限定的であり、専用ツールや保証サービスの利用も検討する価値があります。
日々の小さなアクシデントに対処することで、スマホを長く、美しく使い続けることができるでしょう。