ホワイトボードは家庭でのメモや伝言板として非常に役立ちます。
連絡事項、タスクリスト、食品の消費期限など、様々な情報を記録するために用いられます。
しかし、長期間使用していると、ホワイトボード上の黒ずみや汚れが気になることがあります。
そこで、今回はホワイトボードの効果的な清掃方法を紹介しますので、お困りの際には是非お試しください。
ホワイトボードの汚れや黒ずみを除去する方法
メラミンスポンジの活用
メラミンスポンジは一般的に「激落ちくん」として知られています。
このスポンジはイレーザーの代わりとしても使用可能で、以下のようにして使います。
【用意するもの】
- メラミンスポンジ
- ティッシュペーパーまたは柔らかい布
【手順】
- メラミンスポンジを水で濡らし、ホワイトボードの表面を優しく拭き取ります。
- 水分を柔らかい布またはティッシュペーパーで拭き取ります。
ホワイトボードの素材によっては、激しくこすると傷がつく可能性があるため、使用する前に素材を確認しましょう。
特に安価なスチールタイプのホワイトボードは注意が必要です。
エタノールの使用
無水エタノールは、薬局やドラッグストアで入手可能な一般的なクリーニング用アルコールです。
インク汚れを効果的に除去できますが、高濃度のエタノールはアクリル塗料を溶かす可能性があるため、使用時は慎重に行う必要があります。
【用意するもの】
- 無水エタノール
- 布
【手順】
- 無水エタノールを布に含ませます（汚れが軽い場合は水で薄めて使用します）。
- 汚れた箇所を拭き、自然乾燥させます。
エタノールは揮発性が高く、手早く乾燥するため、作業は簡単ですが、肌に触れると乾燥を引き起こすため、手袋の使用が推奨されます。
水を使った清掃方法
ホワイトボードを清潔に保つためには、水拭きが一つの効果的な手段です。
これはボードのコーティングを損ねることなく、また傷をつけずに汚れを落とすことができるからです。
日常的なお手入れには特に適しています。
【用意するもの】
- 湿らせた雑巾
- 乾いた布
【手順】
- 湿らせた雑巾でボードの表面をやさしく拭きます。
- その後、乾いた布で水分を拭き取ります。
アルカリ電解水による清掃
アルカリ電解水は油汚れに効果的で、特に市販のスプレーボトルタイプが使いやすいです。
無臭であるため、アルコールの匂いが苦手な方にもお勧めです。
【用意するもの】
- アルカリ電解水
- 布
【手順】
- スプレーでアルカリ電解水を黒ずみに直接吹きかけ、30秒待ちます。
- 布で拭き取ります。ただし、アルミ製のフレームにはアルカリが影響するため注意が必要です。
ホワイトボードクリーナーの使用
市販されているホワイトボードクリーナーは、スプレーやシートタイプがあり、どちらも便利です。
主にアルコールやアルカリ電解水を基にした製品が多く、香料や帯電防止剤が加えられているものもあります。
これにより、香りが付いたり、ホコリが付きにくくなります。
消しゴムを用いた清掃
特に小さなホワイトボードの場合、消しゴムを用いると効果的です。
消しゴムで擦る際は、摩擦による傷を防ぐために力を入れすぎずに行うことが大切です。
【用意するもの】
- 消しゴム
- ティッシュペーパー
【手順】
- 消しゴムで汚れをこすり取ります。
- ティッシュペーパーで消しカスを拭き取り、必要に応じて水拭き後に乾拭きするとより清潔に保てます。
ウェットティッシュの使用
ウェットティッシュにはアルコール入りと非アルコールタイプがあります。
アルコール入りのものは汚れを効果的に落としますが、軽い汚れであれば、アルコールフリーのウェットティッシュでも十分です。
揮発性は無水エタノールに劣るため、使用前に余分な水分を拭き取ると良いでしょう。
除光液の利用
除光液はネイルポリッシュの除去に使われることが多いですが、これをホワイトボードの清掃にも利用することができます。
しかし、除光液がホワイトボードの表面のコーティングを傷つけるリスクがあるため、使用は控えめにしましょう。
中性洗剤の使用における注意点
ホワイトボードの掃除に中性洗剤を使用することを考えるかもしれませんが、注意が必要です。
特に「界面活性剤」が含まれている洗剤を使用すると、表面に膜を作ってしまい、後々の清掃が困難になることがあります。
界面活性剤は油と水を乳化させ、汚れを浮かせやすくしますが、これが原因でインクの汚れがなじみやすくなり、落ちにくくなることがあります。
ホワイトボードの黒ずみ原因とその対策方法
【対策1】マーカーでの書き込み後の消去タイミング
マーカーのインクはアルコール、顔料、樹脂、そして剥離剤の4つの要素から成り立っています。
剥離剤はインクをホワイトボードからスムーズに取り除く役割を果たします。
しかし、インクが乾く前に消そうとすると、逆に汚れが定着する原因になるため、書いた後は数十秒間待ってから消すことが推奨されます。
【対策2】使用マーカーの状態に注意
古いマーカーやキャップの開けっぱなしのマーカーは成分のバランスが崩れやすく、消去時にトラブルの原因となります。
また、インクが少なくなってペン先が硬くなると、ホワイトボードを傷つけやすくなり、インクの残りも多くなるので注意が必要です。
【対策3】イレーザーの清掃
イレーザーの汚れも文字が消えにくくなる一因です。
可能であれば洗浄し、取り替えが可能なイレーザーは定期的に新しいものに交換することが望ましいです。
【対策4】マーカー文字の放置を避ける
マーカーで書かれた文字を長期間放置すると、剥離剤が揮発し消去が困難になります。
長期間必要な情報は、ホワイトボード以外の媒体に記録することをお勧めします。
また、ホワイトボード用の線引きテープを利用することも一つの方法です。
ホワイトボード清掃のまとめ
ホワイトボードは多用途にわたって活用されるため、日常的な清掃が重要です。
今回紹介したメラミンスポンジやエタノール、水拭き、アルカリ電解水などを使った方法は、ホワイトボードの汚れや黒ずみを効果的に除去し、長持ちさせるのに役立ちます。
消しゴムやウェットティッシュ、除光液の使用も状況に応じて選択し、マーカーの正しい使い方と清掃方法に注意を払うことがホワイトボードを綺麗に保つ秘訣です。
定期的なメンテナンスと正しい清掃方法で、ホワイトボードを最大限に活用しましょう。
