ホテルのユニットバスを使う際、シャワーカーテンを内側に入れるべきか、それとも外側に出すべきか 迷ったことはありませんか?
また、シャワー後の湿気を活用して乾燥対策できるのか?
使用後のシャワーカーテンはどのように処理すればいいのか?
と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、シャワーカーテンの正しい使い方、使用後の処理方法、さらにホテルの乾燥対策について詳しく解説 いたします。
体を洗う際のシャワーカーテンは内側
シャワーを浴びるときは、シャワーカーテンを浴槽の内側に入れるのが正しい使い方です。
内側にする理由
水漏れを防ぐため
シャワーカーテンを外側にすると、シャワーの水が床に飛び散り、バスルーム全体が濡れてしまいます。
カーテンを内側に入れることで、浴槽の外へ水が流れ出るのを防ぎます。
カーテンを安定させるため
シャワーカーテンを内側にした際、カーテンが不安定だと体にまとわりつき、不快に感じることがあります。
シャワーの水を工夫して使うことで、カーテンを浴槽に密着させ、動きを抑えることができます。
衛生面を保つため
床が濡れると滑りやすくなり、転倒のリスクが高まります。
また、濡れた床はカビや雑菌が発生しやすいため、できるだけ水が外に漏れないようにすることが重要です。
シャワーカーテンを安定させる具体的な方法
シャワーカーテンが体にまとわりついたり、バタついたりするのを防ぐためには、シャワーの水を適切に使い、カーテンを浴槽の壁に固定することがポイントです。
具体的な手順
- シャワーの水を流す
カーテンと浴槽の隙間にある浴槽の内壁(カーテンが接している側の壁) に向けて水を掛け、浴槽の内壁を伝うように流れるようにします。 - カーテンの裾を浴槽の内壁に密着させる
水が流れることでカーテンの裾が浴槽の内壁にピタッと吸着し、安定しやすくなります。 - 水圧を調整する
水圧が強すぎるとカーテンが浮いてしまうことがあるため、適度な強さに調整してください。
この方法を使えば、シャワーカーテンが体にまとわりつく不快感を軽減し、快適にシャワーを浴びることができます。
浴槽にお湯をためる場合のシャワーカーテンは外側
浴槽にお湯をためて入浴する場合は、シャワーカーテンを外側に出すのが正しい使い方です。
外側にする理由
カーテンの裾が水に浸かるのを防ぐため
シャワーカーテンを浴槽の内側に入れたままお湯をためると、カーテンの裾が水に浸かってしまいます。
湿ったカーテンは乾きにくく、カビや雑菌の繁殖につながるため、できるだけ水に触れさせないようにすることが重要です。
清潔に保つため
ホテルのシャワーカーテンは多くの宿泊客が使用するため、直接お湯に触れると衛生面で気になる場合があります。
外側に出すことで、入浴中にカーテンが浴槽の内側に入り込むのを防ぎ、より清潔にお湯を楽しめます。
快適に入浴するため
浴槽の内側にシャワーカーテンがあると、入浴時に足や体がカーテンに触れてしまい、不快に感じることがあります。
外側に出せば、浴槽のスペースを広く使うことができ、より快適に入浴できます。
シャワーカーテンの使用後の処理方法
ホテルのユニットバスでシャワーを使用した後、シャワーカーテンはどのように処理するのが正しいのでしょうか?
何もせずにそのままにしておくと、カビやぬめりの原因 になったり、次に使用する際に不快な思いをすることもあります。
また、部屋の乾燥対策としてバスルームのドアを開ける場合でも、シャワーカーテンはどのように扱うべきか も気になるポイントです。
ここでは、シャワーカーテンの使用後の最適な処理方法 について、詳しく解説します。
シャワーカーテン使用後の具体的な手順
✅ 基本ルール:シャワーカーテンはしっかり伸ばし、浴槽の端から端まで閉じた状態にする!
シャワーカーテンは、使用後にしっかり乾燥させることが重要 です。
そのため、端に寄せたり束ねたりせず、浴槽の端から端までピンと張った状態にして閉じるのが理想的 です。
理由
- 折りたたまれた部分に湿気がこもるのを防ぐ。
- シャワーカーテン全体が空気に触れやすくなり、乾燥が早まる。
- カビやぬめりの発生を防ぎ、清潔な状態を維持できる。
① シャワーカーテンについた水滴を落とす
- シャワーを浴びた後、カーテンには水滴が付着しています。そのままにすると乾きにくく、カビの原因になります。
- 手で軽く叩くようにするか、シャワーを弱めにしてカーテンの表面の水滴を浴槽内に流しましょう。
- 直接触りたくない場合は、タオルやペーパーを使って拭き取る か、腕や肘を使って軽く押して水滴を落とすと良いでしょう。
② シャワーカーテンをしっかり伸ばし、浴槽の端から端まで閉じた状態にする
- カーテンを端に寄せたままにすると、湿気がこもりやすく、乾燥しにくくなるので注意しましょう。
- 浴槽全体を覆うように、しわが寄らないようにピンと張るのが理想です。
③ 換気扇を回す or バスルームのドアを少し開ける
- 換気扇がある場合は、必ず回して湿気を外へ逃がしましょう。
- 換気扇がない場合は、バスルームのドアを5〜10cmほど開けて、空気の流れを作ると効果的です。
- 部屋の乾燥対策としてバスルームの湿気を利用する場合も、シャワーカーテンはしっかり伸ばした状態にするのが理想です。
使用後のシャワーカーテンを浴槽の内側・外側どちらにするべきか?
シャワーを浴びた後、シャワーカーテンを浴槽の内側に入れたままにすべきか、それとも外側に出して乾燥させるべきか 迷う方も多いでしょう。
✅ 基本的には、浴槽の外側に出して乾燥させるのが理想です!
浴槽の外側に出すべき理由
乾燥を早めるため
- シャワーカーテンが浴槽の内側に垂れたままだと、湿気がこもり、乾きにくくなります。
- 外側に出して広げることで、空気に触れる面積が増え、乾燥が早まります。
カビやぬめりの発生を防ぐため
- 湿ったままのカーテンは、カビや雑菌が繁殖しやすい ため、できるだけ速やかに乾かすことが重要です。
清掃スタッフの作業をスムーズにするため
- シャワーカーテンが乾いた状態の方が、清掃時の作業がしやすく、ホテル側も清潔な状態を維持しやすくなります。
ただし、トイレと一体型のユニットバスでは要注意!
🚨 シャワーカーテンを外側に出すと、カーテンの水滴が床に落ちてしまうことがあります。
✅ 水滴が床に落ちないようにする対策
- シャワーカーテンについた水滴をしっかり落とす。
- 浴槽の縁にかけるようにして、完全に外に出さない工夫をする。
- 床が濡れた場合は、バスマットやタオルで拭き取る。
ホテルの部屋が乾燥している場合に入浴後の湿気を活用する
入浴後の湿気を利用して部屋の乾燥対策をするのは有効な方法ですが、適切な対策が必要です。
浴室のドアを少し開ける(5〜10cm程度)
- 湯気が部屋に広がり、乾燥を防ぐことができます。
- ドアを開けすぎると湿気が一気に広がり、結露の原因になるため、少しずつ調整しましょう。
浴槽にお湯を張ったままにする
- お湯をすぐに抜かずに放置すると、徐々に蒸発して部屋の湿度を上げる効果があります。
濡れタオルを部屋に干す
- シャワー後の濡れたタオルをエアコンの風が当たる位置に干すと、即席の加湿器として機能します。
湿気を活用する際の注意点
窓の結露に注意
- 外気温が低いと、部屋の窓に結露が発生しやすくなります。
- 必要に応じて換気を行いましょう。
湿気をこもらせない
- 湿気がこもりすぎると、カーペットやベッドが湿っぽくなることがあるため、適度に調整することが大切です。
まとめ
✅ シャワーカーテンの使用後は、しっかり伸ばし、浴槽の端から端まで閉じた状態にするのが基本!
✅ 浴槽の外側に出して乾燥させるのが理想だが、ユニットバスでは床が濡れないように工夫する。
✅ 部屋の乾燥対策でバスルームのドアを開ける場合も、シャワーカーテンはしっかり伸ばした状態にするのがベスト。
💡 この方法を実践すれば、シャワーカーテンを清潔に保ちつつ、快適なホテル滞在ができます!