ぬいぐるみを小さくする方法には複数あります。
まず、ぬいぐるみを小さくするには、「圧縮袋」が必要です。
この圧縮袋にはいろいろな大きさがありますので、使うぬいぐるみのサイズに適したものを選ぶことが大切です。
さらに、「掃除機で空気を抜くタイプ」と「手で圧縮するタイプ」の2つがあります。
どちらの方法でも、「圧縮し、空気を抜いて密閉する」という手順は共通です。
ぬいぐるみを圧縮することで、形を整えサイズを小さくし、メルカリなどでの送料をおさえることができます。
圧縮袋を使用したぬいぐるみを小さくする方法
圧縮袋を使用することでぬいぐるみを小さくする手順を解説します。
圧縮袋は、オンラインショップやホームセンター、100円ショップなどでも手に入れることができます。
掃除機で空気を抜く圧縮袋の特徴と使い方
掃除機で空気を抜くタイプにはチャック(ファスナー)式とバルブ式があります。
楽に圧縮できるので大きいサイズのぬいぐるみに適しているでしょう。
チャック式圧縮袋の特徴
圧縮袋のチャックに掃除機のノズルを挿入して使うタイプです。
ただし、掃除機を抜くときに空気が戻る可能性もあるのでご注意ください。
チャック式圧縮袋の使い方
- 圧縮袋にぬいぐるみを収納する
ぬいぐるみを袋に入れた後、掃除機のノズルが入るくらいの隙間を残してチャックを閉めます。 - 空気を抜く
掃除機のノズルを差し込んで空気を吸い出します。 - チャックをしっかり閉める
掃除機のノズルを迅速に抜いて、チャックを完全に閉じます。
バルブ式圧縮袋の特徴
バルブが付いているので、掃除機を停止しても空気が逆戻りする心配がないので、使いやすいタイプです。
しかし、掃除機の種類によっては、海外製やハンディタイプなどではノズルの形状が合わないことがあります。
ノズルが合わない掃除機を使うと、空気を十分に吸引できないことがあります。
バルブ式圧縮袋の使い方
- 圧縮袋にぬいぐるみを収納してチャックを閉める
ぬいぐるみが圧縮袋のバルブ部分に直接触れないように包装するかクッション材を入れましょう。圧縮袋にぬいぐるみを入れてから、チャックをしっかり閉めます。このときバルブが内側の袋に触れると、ビニールが吸い込まれることがあります。
そのため、掃除機が十分に吸引せず、掃除機にも大きな負担がかかることになります。
空気を吸引する前に、バルブの下にぬいぐるみを包んだ包装が置かれているか確認してください。
- バルブから空気を抜く
掃除機のノズルをバルブに合わせて、空気を吸い出します。
手で圧縮するタイプ
圧縮の加減がしやすいので、小さなぬいぐるみの圧縮にも適しています。
手押し圧縮袋の特徴
道具がいらないのが特徴です。
圧縮するとき押すだけで空気が抜けるので、力のない人でも簡単にできます。
また、逆流防止機能のあるものを選ぶと空気が戻る心配がなくなり、さらに便利です。
手押し圧縮袋の使い方
- ぬいぐるみを圧縮袋へ投入
圧縮袋を広げ、ぬいぐるみを入れ、チャックを閉めます。 - 空気を抜く作業
袋のチャック側を芯にして丸めながら、空気を袋の下側から抜いていきます。なるべく、ぬいぐるみに折れ目がつかないようの折れ目を避けるように注意しましょう。 - 圧縮作業の仕上げ
空気を抜ききったら、袋を押してぬいぐるみを平らに近づけます。ダンボールに入れる際は、収納する大きさになるよう丁寧に圧縮していきます。
ぬいぐるみを圧縮するときの注意点
梱包は、荷物をまとめたり送ったりする際に便利な手段ですが、ぺったんこになったぬいぐるみを見ると、多くの人が心配になることでしょう。
ぬいぐるみを圧縮する際には、元の形に戻りやすい柔らかな綿などの素材が最適です。
ただし、スポンジ素材のように中身が硬いものや、繊細な装飾が施されたものは、ダンボールなどに入れて保管するのが良いでしょう。
圧縮すると、ぬいぐるみが押さえつけられることでシワや毛並みのくせがつくことがあります。
特に、長時間圧縮され続けると、完全に元に戻らない場合もあります。
もちろん、時間が経てばふんわりと元通りになることもありますが、ぬいぐるみは素材や形状によってダメージが残ることも考えられます。
柔軟性のある素材は、圧縮されるほど元の形に戻りにくくなります。
そのため、元の厚さの2分の1から3分の1程度に圧縮することをお勧めします。
空気を一気に抜いて圧縮すると、型崩れのリスクも高まるため、程々に圧縮することが安全です。
また、固い金具が付いている場合は、強い圧縮は袋の破損や問題を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
圧縮する方法は便利ですが、ぬいぐるみに負担をかけることもあるので、行う際は慎重に行ってください。
そして、型崩れを避けたい大切なぬいぐるみには、圧縮は避ける方が良いでしょう。
メルカリでぬいぐるみを圧縮して発送する際の注意すべきポイント
商品を圧縮して送る場合、ぬいぐるみを痛める可能性があるため、それを心配する購入者もいます。
そのため、圧縮して発送する際は相手に事前に通知することが大切です。
商品の説明欄に「発送時に圧縮します」と記載すれば、購入者も了承済みで購入することができます。
何も告知せずに突然圧縮した商品を送ると、トラブルの原因になる可能性があります。
できる限り「掃除機で圧縮します」とか「手で軽く圧縮します」といった圧縮の方法や程度を記載することが丁寧ですね。
事前に「圧縮せずに発送をご希望の場合、送料分○円を追加で対応いたします」と書いておくと良いですよ。