「商品が届かない…どうしよう?」
メルカリで商品を購入した際、楽しみにしていた商品がなかなか届かず、不安になったことはありませんか?
発送通知が来て一安心と思ったのに、商品が手元に届かない事態は、購入者だけでなく出品者にとっても頭を悩ませる問題です。
この記事では、発送通知後に商品が届かない場合に考えられる原因と、その解決方法を詳しく解説します。
購入者・出品者双方の立場から具体的な対処法を整理し、メルカリの補償制度や返金手続きの詳細についても解説します。
最後に、トラブルを未然に防ぐためのポイントを紹介するので、安心して取引を進めるための参考にしてください!
発送通知後の商品が届かないトラブルのよくある原因
メルカリで発送通知を受け取ったにもかかわらず、商品が届かない場合、発送方法によって原因や対処法が異なります。
以下に、普通郵便と追跡可能な郵便物それぞれのケースについて詳しく解説します。
普通郵便の場合
普通郵便は追跡機能がなく、配送状況を確認できないため、問題が発生した際の特定が難しい点が特徴です。
以下が主な原因です。
配送の遅延
普通郵便は、地域や配送状況によって到着に時間がかかる場合があります。
特に、土日祝日や天候不良、配送センターの混雑などが遅延の主な要因です。
切手不足による返送
発送時に貼付された切手が不足していると、郵便局で受け付けられず、荷物が返送されます。
局内での確認作業や手続きの進行状況によって、返送が後回しになることもあり、実際に手元に戻るまで2~3日かかることがあります。
宛先住所不備による返送
宛先住所の番地の記載がない場合や、郵便番号や部屋番号などが記載されていない場合、配達ができず荷物が返送されることがあります。
この場合、返送処理には通常1週間程度を要します。
誤配や紛失
配達中に他の住所へ誤配される場合や、配送途中で紛失するリスクもあります。
追跡がないため確認が難しいのがデメリットです。
郵便受けに入らない場合の持ち帰り
商品のサイズが郵便受けに収まらない場合、不在時に持ち帰られ、その後の対応が遅れるケースもあります。
追跡可能な郵便物の場合
追跡可能な配送方法(例:ゆうゆうメルカリ便、ゆうパック、宅急便など)では、配送状況を追跡番号で確認できます。
この場合の原因として考えられるのは以下です。
配送の遅延
追跡可能な配送でも、天候や交通状況の影響で遅れることがあります。
追跡番号で現在の状況を確認することで原因を特定しやすいです。
住所の不備による保管
配送先の住所が不完全だったり、部屋番号が記載されていなかった場合、配送業者の営業所で保管されることがあります。
配達中の誤配や紛失
追跡可能な郵便物でも、配送途中で誤配や紛失が発生する場合があります。
この場合、配送業者が調査を行い、商品の所在を確認する手順になります。
【購入者向け】商品が届かない場合の対処法
商品が発送通知後に届かない場合、購入者として取るべき行動は発送方法によって異なります。
以下に、普通郵便の場合と追跡可能な郵便物の場合の対応方法を詳しく説明します。
普通郵便の場合の対処法
普通郵便は追跡ができないため、まず以下の手順を確認してください。
1. 到着予定日を確認する
普通郵便は地域や状況によって配送日数が異なり、到着に最大1週間程度かかることもあります。
発送日を基準に、到着予定日を確認してください。
2. 郵便受けを再度確認する
郵便受けに商品が届いている可能性を再度確認しましょう。
見落としや、共同郵便受けに誤配されているケースもあります。
3. 出品者に連絡する(出品者への問い合わせ例)
普通郵便の調査を行うには、発送時の詳細な情報が必要となるため、購入者が直接調査依頼をするのは難しいため、出品者に調査依頼をお願いするのが一般的です。
以下に、出品者への問い合わせ例を示します。
発送いただいた商品についてですが、
郵便受けや家族にも確認しましたが、まだ手元に届いておりません。
お手数ですが、郵便局に調査依頼をしていただけますでしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
4. メルカリ自動取引完了を停止
発送通知から10日が経過すると自動的に取引が完了するため、「自動取引完了しない」ボタンを押して手続きを停止します。
事務局に直接連絡して停止を依頼することも可能です。
5. メルカリ事務局に相談する
出品者に郵便局での調査依頼をお願いしても手続きが進まない場合や、調査を行っても問題が解決しない場合は、メルカリ事務局に相談しましょう。
相談する際は、アプリ内の「ヘルプセンター」から問い合わせをします。
状況を説明し、返信を待ちましょう。
追跡可能な郵便物の場合の対処法
追跡可能な郵便物は配送状況を具体的に確認でき、トラブル調査や補償が比較的スムーズに進むことが多いため、以下の手順に沿って適切に対応してください。
1. 追跡番号で配送状況を確認する
メルカリの取引画面に記載されている追跡番号を使い、配送業者のウェブサイトやアプリで配送状況を確認します。
以下のポイントをチェックしましょう。
- 配送ステータス(例:「配達中」「保管中」など)
- 配達予定日や保管期限
2. 配送業者に問い合わせる
配送状況が「保管中」や「配達済み」となっているにもかかわらず商品が届かない場合は、取引画面に表示されている送り状番号のリンクをクリックして、配送状況を確認しましょう。
照会結果に表示される配達局に追跡番号を伝え、荷物の所在を確認してください。
また、まれに共有ポストに配達されている場合もあるため、その可能性も確認しておくとよいでしょう。
3. 出品者に連絡する
配送業者に問い合わせた内容を出品者に共有しましょう。
状況を出品者と共有することで、よりスムーズな解決が期待できます。
4. 商品が見つからない場合はメルカリ事務局に報告する
配送業者に確認しても商品が見つからない場合は、メルカリ事務局に連絡を入れます。
この際、以下の情報を伝えると対応がスムーズです。
- 配送業者への問い合わせ内容
- 荷物の外観(荷姿)に関する情報(必要に応じて出品者に確認)
【出品者向け】商品が届かないと購入者に言われた場合の対処法
出品者として商品が届かないと購入者に言われた場合は、発送方法によって対応が異なります。
落ち着いて原因を特定し、適切な対処を行いましょう。
普通郵便の場合の対処法
普通郵便は追跡機能がないため、以下の手順を参考にしてください。
1. 発送日と発送方法を確認する
購入者に改めて発送日時と発送方法を伝えましょう。
普通郵便の場合は到着まで数日〜1週間程度かかることがあるため、具体的な予定を共有することが大切です。
2. 入者に郵便受けや不在票の確認を依頼する
購入者側で郵便受けの確認や最寄りの郵便局への問い合わせをしてもらいます。
不在票が届いている可能性もあります。
3. 再発送の提案(返送された場合)
住所不備などで商品が返送された場合は、迅速かつ誠実に対応しましょう。
- 記入ミスの場合
自分の記入ミスで返送された場合は、購入者に正直に事情を伝え、送料を負担して迅速に再発送を行いましょう。 - 登録住所に不備がある場合
購入者が登録した住所に不備があった場合は、正しい住所を確認のうえ、送料の負担について購入者と相談しながら再発送を提案してください。
誠実な対応を心掛けることで、取引をスムーズに進めることができます。
4. 郵便局に調査依頼をする
最寄りの郵便局に直接問い合わせるか、日本郵便の「郵便物等が届かないなどの調査のお申出」フォームを利用して調査を依頼しましょう。
調査には、以下のような発送者しか把握できない情報が必要です。
- 発送日時
- 発送した郵便局またはポストの場所
- 荷物の形状や特徴
- 送料
- 荷物の重さ
荷物の重さは、おおよそでも大丈夫です。
また、調査依頼の際には発送先の電話番号が必須入力項目となっています。
ただし、メルカリの場合、発送先の電話番号はわからないことが一般的です。
その場合は、取引メッセージで確認が難しければ、「00000000000」と全て0を入力しても、きちんと調査を進めてもらえるので安心してください。
5. メルカリ事務局に相談する
調査依頼を出した場合は、自動で取引が終了しないよう、事前にメルカリ事務局に連絡しておきましょう。
もし荷物が見つからず、トラブルが解決しない場合は、調査依頼の内容を取引メッセージで共有した上で、メルカリ事務局にサポートを依頼してください。
その際、以下の証拠を提出すると以降の対応がスムーズです。
- 郵便局のレシートや発送証明
- 発送時の宛先と切手の額面がわかる画像
事務局への相談は、アプリ内の「ヘルプセンター」から行います。
必要事項を正確に記入し、状況を詳しく説明すると、迅速な対応が期待できます。
追跡可能な郵便物の場合の対処法
追跡可能な配送方法では、配送状況を確認しながら対応します。
1. 追跡番号で状況を確認する
先ほど、購入者向けに記載したように、メルカリの取引画面から配送業者のウェブサイトやアプリで配送状況を確認します。
2. 購入者へ問い合わせをお願いする(購入者へのお願い例)
配送状況が「保管中」や「配達済み」と表示されているにもかかわらず、荷物が届かない場合は、購入者に配送業者へ直接お問い合わせいただくようお願いしましょう。
出品者側で問い合わせを行うことも可能ですが、郵便局や配送業者への負担を考慮し、問い合わせ窓口を一本化する方が効率的です。
そのため、購入者と出品者が同じ件で重複して問い合わせることは避けるようにしましょう。
以下に、購入者への問い合わせ例を示します。
配送状況が「保管中」や「配達済み」となっているのに商品が届かないとのことで、ご心配をおかけしているかと思います。お手数をおかけしますが、一度、配送郵便局に直接お問い合わせいただけますでしょうか?
追跡番号をお伝えいただければ、スムーズに確認が進むかと思います。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
3. 購入者から問い合わせ結果を共有してもらう
配送状況や配送業者の調査結果について購入者に連絡し、対応の進捗を逐一伝えます。購入者に安心してもらえるよう、誠実に対応することが重要です。
4. 商品が見つからない場合はメルカリ事務局に相談する
配送業者からも商品が見つからず、解決が難しい場合は、メルカリ事務局に報告し、補償制度を利用する準備を進めます。
補償を受ける際の注意点
2025年1月時点では、今後変更の可能性はありますが、補償をスムーズに受けるためには、出品者と購入者の双方が本人確認を済ませている必要があります。
どちらか一方だけが本人確認を完了している場合、もう一方の確認が完了するまで対応が進まないため、十分ご注意ください。
トラブルを未然に防ぐためのポイント
- 正確な住所の記載
購入者は登録住所を確認し、特に部屋番号を漏らさないよう注意します。 - 追跡可能な配送方法の利用
紛失リスクを減らすため、ゆうゆうメルカリ便など追跡可能な方法を利用しましょう。 - 購入者との円滑なコミュニケーション
問題が発生した際、迅速に対応できるよう、取引メッセージでの連絡を密にすることが大切です。